桜。~第4章朝が苦手な梨穂はいつもより早起きした。好きになってしまった相手にお弁当を作るのだもの張り切るのは 当然!といわんばかりに張りきっていた。 梨穂:「おいしく出来るといいな~♪和也さんの口にあうといいけど・・」 ??:「・・・・・和也ってだれ???」 梨穂:「わぁ!!!ビックリした~おどかさないでよ~もぉ~」 ??:「だから和也って誰・・・???」 梨穂:「も~関係ないでしょ?愁!あ!コラつまみ食いするな~!」 コイツは伊澤愁(しゅう)一こ下の私の弟。 生意気で可愛げなくてむかつくけどそれなりに仲はいいんだよね・・・・。 スポーツは絶対的に愁のほうができるけど勉強ならまけない♪ 愁:「梨穂さ~料理上手いけどいろいろ作りすぎじゃない?」 梨穂:「べつにいいでしょ??愁に作ってるんじゃないもん。いいかげんその “梨穂”って呼ぶの止めない?姉にむかってさ~」 愁:「ヤダ。梨穂は姉貴って感じしないしね。」 梨穂:「も~うるさいな~どっかいってよ~(怒)」 へいへいと生意気な口調で愁はキッチンから出て行った。 一時間後お弁当は完成し試合の応援に行く準備もできた。 梨穂:「えっと・・・・準備は0kだしあとは美夜ちゃんに電話かけて・・っと」 準備が終わり美夜に電話をかける。 梨穂:「・・・・・もしもし美夜ちゃん?私、梨穂なんだけど準備できた??」 美夜:「うん!バッチし♪じゃぁ今から公園で待ち合わせね」 梨穂:「うん!わかった~じゃぁね♪」 愁:「梨穂どっかいくの?」 梨穂:「あ ぅん♪ちょっとね~愁はでかけるの??」 愁:「なんかいいことでもあんの???俺は部活。」 梨穂:「あ~そっか!部活ね~バスケも大変ね~そうそう・・・私お昼帰ってこないからお弁当のおかず多めに作っといたしそれ食べてて。」 愁:「わかった・・・時間いいの??もう9:30だけど?」 梨穂:「え???・・・・やばい!もう行くね!部活がんばって~」 パタパタと駆け足で公園に向かう音が聞こえなくなるまで愁は梨穂を見送った。 愁:「・・・・っつ。梨穂のやつ絶対好きなやつでもできたな・・・・・恋敵登場ってやつ?負ける気しねぇけど・・・さてと!俺も部活いこ~♪」 そんなことを知らない梨穂は約束した時間ぎりぎりに公園に到着した・・ 梨穂:「ハァハァ・・・遅れてごめんまった???」 美夜:「別に~さっききたばっかだよ~運動神経プッツンなのにこういうときははやいのね~(笑)」 梨穂:「う・・・・いいじゃん!それよりいこ~!!朝から愁にからかわんて気分悪いのに~美夜ちゃんまで~~もぅ!知らない!!」 美夜:「あ~ごめんごめんからかったわけじゃないよ~一緒にいこ?ね?」 怒って早足で歩く私に美夜ちゃんは謝りながらもニコニコして一緒にいこ?とサッカーの競技場に向かった。 サッカー場に着くと選手は皆準備体操をしていた。 蓮:「あ~~美夜~!!こっちこっち~」 美夜:「あ 蓮だ♪私いくね~梨穂がんばんなさいよ!」 梨穂:「ぅん♪がんばる~ きゃ!」 空:「よぉ!梨穂~なに?応援に来てくんたの??」 梨穂:「あ~空か~ビックリした~うんまぁ応援にね♪」 空:「え?誰の??俺??」 ちょっときたいして梨穂に聞いてみる。 梨穂:「え!?うん・・・まぁ空とか蓮君とか先輩方のね」 空:「って・・・みんなってことね先輩??仲いい人いるん?」 郁哉:「それは俺と和也のことかな?梨穂ちゃん??」 空:「ぉわ!!鈴木先輩!!西村先輩も!!」 和也:「あはは そんなに驚くなよ!空今日は期待してるぞ!俺はダメだけど郁也なら抜いてもいいから(笑) あ 梨穂ちゃんおはよ♪今日頑張るし応援よろしくね!」 郁哉:「おい!俺なら越してもいいって失礼だろうが!梨穂ちゃん梨ほちゃんコイツね~てれていってないけどお弁当めちゃめちゃ楽しみにしてるんだよ~♪美夜のがまずかったら俺も食わしてね(笑)」 和也:「あ!おぃ!!!何言ってんだよ~行くぞ!!!キャプテン呼んでる!!」 梨穂:「え・・・?本当ですか???」 ほほをピンクに染めた梨穂はテレながらもにっこりと微笑んだ。 空:「へ~お前って西村先輩のこと好きなん?愁がやくぞ~(苦笑)」 梨穂:「!!!!っでもなんで愁がでてくんの???(真っ赤)」 空はやれやれと言う顔をしてもう行くわ。と選手が集まっている所へ向かった。 美夜:「なんかうちの馬鹿兄が何かふきこんだ?顔まっかよ~(笑)」 梨穂:「べ・・・・べつにそんなんじゃないもん!あ 始まるみたいだよ?」 ピーーーーーーという審判が鳴らす笛と共に試合が始まった。 -第5章へ続く- ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|